110コネクティングブロックの外し方と19インチランク用の注意点とその他で気を付けた方がいいことです。110ブロックの端子台にバリカンでコネクティングブロックを打ち込むとかなりガッツリハマります。付け線や何かケーブルに障害があった時に、その110ブロックを取り外さないといけませんがなかなか取れません。
ブロックを取り外す専用工具はありません。メーカーホームページにあるヘラみたいなやつは、取り外す時に芯線も引き抜いてしまうので、それを押さえる為のものです。工具はペンチのようなものでなく、プライヤーが適してます。ペンチだとどうしてもパッチコードを接続する所に傷が付いてしまいます。そのブロック自体をもう捨てる気持ちならいいのですが、また使うつもりならやめた方がいいでしょう。
プライヤーに似ているウォーターポンププライヤーは力が引く方向に入らないため使いづらいです。プライヤーだとブロックの真ん中を挟めるからいいのです。取り方ですがブロックをプライヤーで挟んで手前に引っ張ってもまず取れません。
110コネクティングブロックは線を挟み込む8個金具とブロックに穴が開いていて、端子側の引っ掛ける出っ張りが穴に嵌り込むのでかなりがっちり食いついています。
ニュアンスの問題です。冗談ではなく、はずす時は「壊れてもしょうが無い」「えいやっ!」位の気持ちで取ってしまいます。そのぐらい強く食いついてます。この時に端子台がしっかり止まってないと、端子台が丸ごと取れてしまうか、端子台の足が割れますのでしっかり固定しないといけません。
外し方ですが、工具でブロックを挟む位置は右寄りか左寄りの所を掴みます。まっすぐ引きぬくのではなくて、片方から引き抜く感じです。そしてブロックコネクターの穴に引っかかっている端子台のピンを取るのは、ブロックコネクターを上か下かに傾けます。下に傾けたほうがやりやすいかもしれません。傾けるとピンが抜けているのが見えます。
ブロックコネクターの端を掴んで、上か下に傾けた状態でかなり強めに引きぬきます。最初は多分壊れるのが心配で抜けないと思います。もちろんスットコどっこいな人は何にも考えず壊してしまいますが。取れる時は「ドコッ」と言うような感じで取れます。じんわり取ったほうがいいと言う方もいますが、なかなか難しく慣れも必要かと思います。
引き抜くとブロックコネクターに芯線も引かれて出てきてしまいますがしょうが無いです。それを押さえる工具もありますがいりません。取り外したブロックコネクターは芯線を挟む金具が開いている場合がありますので、気を付けて見ましょう。
外した物をまた打ち込む時は、必ず金具を確認して、開いていたらラジペンなのど工具で閉めてあげましょう。Cat6の110ブロックなら少しでも気に掛かることがあったら交換してしまいましょう。ブロックコネクターは必ず予備を用意しておいた方がいいです。
110ブロックシステムを設置するのは、壁に取り付けた木板や専用のMDF/IDF架台が多いと思います。これ以外にも19インチランク用があり、この時に注意した方がいい事があります。4Pや5Pインパクトツールを打つ時は110ブロックの端子台を後ろから押さえてあげましょう。
4P/5P用インパクトツールはかなり強い力で打ち付けてしまうので、画像の赤丸の所がラック側にUの字に曲がってしまいます。また19インチランクに機器が載っていたらそれも押さえたほうがいいでしょう。打ち込んだ時は19インチランクもかなり揺れますし、振動が障害の原因になります。
こちらは気にならない音だが、他人には耳障りな音と振動があります。成端する場所でMDFやIDFの壁に木板で取り付けられていた場合に、壁の裏側の部屋に人がいるとかなり「ドコッ ドコッ」と響きます。みなさんが思っている上に響きますのでクレームにならないよう気を付けましょう。
また、端子台にブロックを打ち付ける際に芯線を挟んでしまうことがあります。意外と見落としがちですので、打った後に少し確認してみて下さい。注意しながら打つようにすればいいのですが、数人で打っていると考えが行き渡らない事がありますので最後に見渡して見ましょう。
ワンテンの使い方/インパクトの打込み方/パンチダウン工具/110