LANケーブル自作BIBLE【プロが教えるコネクターの取付け方】
50P/100P/200Pケーブルの色順/リボンテープ/色テープの色順
電話線の芯線数が多いケーブルや多対ケーブルの色順です。多芯数のケーブルは一芯一芯の色が違うわけではなく、同じ色が繰り返し使われてます。電話線10Pケーブルの色順が基本となり、一般に使われる200Pケーブルまではどのメーカーもほぼこの色順に準じます。
10Pケーブルは束でまとめられており、色の付いた薄いビニール（テープ）で巻かれてます。このリボンテープの色順で芯線の番号を判断していきますので、皮をむいた時に、はだけてしまわないようにしましょう。テープがとれてしまうとテープでくくられている10P単位の芯線はすべて同じ色の芯線なので分からなくなってしまいます。
10Pケーブルの基本色と芯線の順番
| ①青白茶黒 （2P） | 1.青 2.白 | 3.茶 4.黒 |
| ②黄白茶黒 （2P） | 5.黄 6.白 | 7.茶 8.黒 |
| ③ミド白茶黒（2P） | 9.ミド 10.白 | 11.茶 12.黒 |
| ④赤白茶黒 （2P） | 13.赤 14.白 | 15.茶 16.黒 |
| ⑤ムラ白茶黒（2P） | 17.ムラ 18.白 | 19.茶 20.黒 |
テープ（薄いビニールテープ）/リボンテープの色順は、ほぼ2つのパターンで構成されてます。【青黄ミド赤ムラ】と【色白茶黒】
50Pケーブルの色順とテープの色順
50Pの色順は、10Pケーブルが5束なのでリボンテープは5色使います。最初の1の10Pが青テープ、2が黄テープ、3がミドテープ、4が赤テープ、5がムラテープになります。各テープ内の各10Pの色順は上記の表の色順にすべてなりますので、254端子やBIX、クローネなどの付け線もこの芯線番号通り打ちます。
| 1.青テープ | 1P～10P |
| 2.黄テープ | 11P～20P |
| 3.ミドテープ | 21P～30P |
| 4.赤テープ | 31P～40P |
| 5.ムラテープ | 41P～50P |
100Pと200Pケーブルの色順とテープの色順
51P以上のケーブルが必要な時は、60Pや80Pなどのケーブルはあまり使わなくほとんど100Pを使います。多対ケーブルの芯線の並び順には法則があり、中心よりスタートして外側へ右巻きに老番へと構成されてます。
ケーブルの片端は右巻きになってますが、逆側は左巻きになりますのでお間違えなく。50Pまでのリボンテープの色順は上記の50Pの色順と同じです。51P以上は色テープ＋白茶黒テープの2本で構成されていきます。51Pからの6が青と白の2本テープになります。7が黄白、8がミド白、9が赤白、10がムラ白テープとなります。
100Pケーブルのテープの色順とペア番号
| 1.青テープ | 1P～10P |
| 2.黄テープ | 11P～20P |
| 3.ミドテープ | 21P～30P |
| 4.赤テープ | 31P～40P |
| 5.ムラテープ | 41P～50P |
| 6.青白テープ | 51P～60P |
| 7.黄白テープ | 61P～70P |
| 8.ミド白テープ | 71P～80P |
| 9.赤白テープ | 81P～90P |
| 10.ムラ白テープ | 91P～100P |
200Pケーブルのテープの色順は上記の100Pの後に続きます。101P目からのテープも2本組で構成され、11が青茶、12が黄茶、13がミド茶、14が赤茶、15がムラ茶、16が青黒、17が黄黒、18がミド黒、19が赤黒、20がムラ黒テープとなります。
200Pケーブルのテープの色順とペア番号
| 1.青テープ | 1P～10P |
| 2.黄テープ | 11P～20P |
| 3.ミドテープ | 21P～30P |
| 4.赤テープ | 31P～40P |
| 5.ムラテープ | 41P～50P |
| 6.青白テープ | 51P～60P |
| 7.黄白テープ | 61P～70P |
| 8.ミド白テープ | 71P～80P |
| 9.赤白テープ | 81P～90P |
| 10.ムラ白テープ | 91P～100P |
| 11.青茶テープ | 101P～110P |
| 12.黄茶テープ | 111P～120P |
| 13.ミド茶テープ | 121P～130P |
| 14.赤茶テープ | 131P～140P |
| 15.ムラ茶テープ | 141P～150P |
| 16.青黒テープ | 151P～160P |
| 17.黄黒テープ | 161P～170P |
| 18.ミド黒テープ | 171P～180P |
| 19.赤黒テープ | 181P～190P |
| 20.ムラ黒テープ | 191P～200P |
100Pや200Pケーブルになるとリボンテープがほどけてしまうと、芯線が混ざってしまって非常に厄介です。皮をむいた根元を見ればある程度判断出来ますが、早めに編組をするなりしましょう。また201P以上のケーブルは一般ではあまり使用しませんが、この後のテープの色順は各メーカーによってまちまちです。白茶黒の後は、灰色だったり、くすんだ色を使ったりします。
200Pケーブル以上のテープの色順
【色白茶黒灰（またはくすんだ色）】
電話線20Pケーブルの色の順番/30Pケーブルの色順/50P/100P
赤点/黒点の色順/プリントケーブル/SWVP/局内ケーブルの色順
UTP25Pケーブルの色順/25Pの色順/一芯一芯色が違うケーブル