110ブロックの5連インパクトツールの使い方です。110ブロックシステム/110コネクティングシステム/110ブロックのパンチダウン工具の4P用も5P用も使い方は同じです。今ではあまり使う機会がかなり少なくなった110ブロックシステムです。
主にLANと電話の統合配線で使われたシステムで昔は非常に多く使われました。この特殊インパクトツールは通称「バリカン」とも呼ばれてます。先端に貼ってある黄色いシールは関係ありませんので無視して下さい。
110ブロックにはこの特殊パンチダウン工具が必ず必要です。端子台に付け線したケーブルを打ち込む時に、1回打ち込めば5P一気に打ち込めてなおかつ切断も出来ます。押し込む力は普通のパンチダウン数倍必要です。
最初にケーブルを端子台へ全部付け線して打ち切った後に、コネクティングブロックを成端したケーブルの上から打ち付けます。コネクティングブロックは4P用と5P用があり、4P用はインパクトが1Pあくので片側にずらして打込みます。
コネクティングブロックを打ち込む時は、必ず芯線がブロックの金具にしっかり噛んだのを確認します。芯線が確実に噛んでいたら、次にブロックがインパクトツールとしっかり噛み合っているか確認したら打込みます。
ブロックが倒れないように押さえながら打込みます。ブロックが上下に倒れている状態で打ってしまうと、そのままの状態で付いてしまいますので注意しましょう。ブロックを打ち込む時はインパクトツールのヘッドを刃の無い方で打込みましょう。
刃の部分を入れ替えるにはヘッドの部分を回しせば取り外せます。取り外した状態で刃の部品を横にスライドさせてれば分解出来、黒い部品を入れ替えれば刃が出てきます。収める時は黒い部品の向きも決まってますので気を付けましょう。
刃の付いている方は線をカットするときだけ装着するようにしましょう。落としたりして刃が曲がったりしますし、刃が1つでも欠けてしまったら使い物になりません。面倒くさがり屋の人が刃の方でコネクティングブロックを打ちますが、下手っぴな人ほど斜めに打ってしまいます。
ブロックが変な方向で斜めに入ると刃を傷めますのでダメダメです。また普通のワンテンインパクトで成端の時に線を切ってもいいですが、そのままコネクティングブロックまで打ち込んじゃう人がたま~にいますが・・・な人なのでほっておきましょう。
バリカンは押し込むと5CM以上本体が縮みます。そのぐらい力を入れますのでズッコケて怪我をしないようにしましょう。
今回は5P用のパンチダウン工具をご説明しましたが、4P用のパンチダウン工具もあります。パナソニックのぐっとすではCat6用の110ブロックシステムもあります。端子台も50P用ではなく、48P用が作られています。この場合のコネクティングブロックはすべて4P用でいけるので5P用は使いません。その為に4P用のパンチダウン工具が用意されてます。パンチダウン工具も端子台もブロックも使い方や注意点は一緒です。
ワンテンの使い方/インパクトの打込み方/パンチダウン工具/110