電話線の20Pケーブルや30Pケーブルの色順です。こちらの電話線の基本色と10Pケーブルの色順が、ほとんどの多芯数ケーブルの基本色となります。電話線の20P以上の色順はほぼ全て10Pがひとまとめのリボンテープで、くくられてます。
20Pケーブルの画像で説明します。皮をむくと、白いケバケバや邪魔なビニールで保護されてますが、全て取り除くと芯線が出てきます。その際に芯線がバラけないようにしておきましょう。バラけてしまうと各2Pで構成されている【色線+白茶黒】が混ざり合ってしまい、順番が分からなくなってしまいます。
10P束単位の色順は、【青黄ミド赤ムラ】の5つの色で色分けされてます。その色が10Pを束ねているリボンテープになっているので、画像の20Pは青リボンが若番、黄リボンが老番になります。
20Pケーブルの色順/電話線20P/40芯
①青リボン 10P | 1.青 2.白 3.茶 4.黒 |
青リボン | 5.黄 6.白 7.茶 8.黒 |
青リボン | 9.ミド 10.白 11.茶 12.黒 |
青リボン | 13.赤 14.白 15.茶 16.黒 |
青リボン | 17.ムラ 18.白 19.茶 20.黒 |
②黄リボン 10P | 21.青 22.白 23.茶 24.黒 |
黄リボン | 25.黄 26.白 27.茶 28.黒 |
黄リボン | 29.ミド 30.白 31.茶 32.黒 |
黄リボン | 33.赤 34.白 35.茶 36.黒 |
黄リボン | 37.ムラ 38.白 39.茶 40.黒 |
弱電ケーブルの芯線の収納構成は、ほぼ全てこのように統一されてます。若番が中心より始まって老番になるにつれて右回りに巻かれて行きます。10P単位で巻かれているリボンテープの色順も電話の色順と同じようになってます。30Pケーブルはリボンが青、黄、ミドで10Pの束が3つになります。
電話線の色順は、ほとんどの場合【青黄ミド赤ムラ】と色線+白茶黒の組み合わせで、芯線数が増えていくことが多いです。
30Pケーブルの色順/電話線30P/60芯
①青リボン 10P | 1.青 2.白 3.茶 4.黒 |
青リボン | 5.黄 6.白 7.茶 8.黒 |
青リボン | 9.ミド 10.白 11.茶 12.黒 |
青リボン | 13.赤 14.白 15.茶 16.黒 |
青リボン | 17.ムラ 18.白 19.茶 20.黒 |
②黄リボン 10P | 21.青 22.白 23.茶 24.黒 |
黄リボン | 25.黄 26.白 27.茶 28.黒 |
黄リボン | 29.ミド 30.白 31.茶 32.黒 |
黄リボン | 33.赤 34.白 35.茶 36.黒 |
黄リボン | 37.ムラ 38.白 39.茶 40.黒 |
③ミドリボン 10P | 41.青 42.白 43.茶 44.黒 |
ミドリボン | 45.黄 46.白 47.茶 48.黒 |
ミドリボン | 49.ミド 50.白 51.茶 52.黒 |
ミドリボン | 53.赤 54.白 55.茶 56.黒 |
ミドリボン | 57.ムラ 58.白 59.茶 60.黒 |
ケーブルがバラバラになってしまった時の色順の判断基準は皮をむいた所を見ましょう。右回りで始まりますが、逆側のケーブル端は左回りになってますのでお間違いなく。いま見ている側が左巻きだた時、逆側は右巻きです。
皮をむいたらまず、リボンテープを根元で巻くなり、先端をテープでまくなり、編組をするなり、色線を巻きつけましょう。もし芯線がバラけてしまったら根元を見ればある程度の色順は分かりますが、多芯数のケーブルの皮をむくときはなるべく、静かにむくよう心掛けたほうがいいでしょう。100Pや200Pがバラけてしまったらかなり面倒です。
電話線3P/4P/5Pケーブルの色順/構内/ICT/DKT/CCP
50P/100P/200Pケーブルの色順/色テープ(薄いビニール)/リボンテープの見分け方