ビルのMDFやIDFの電話端子に接続されているケーブルであまり一般では見ない色順です。プリントケーブルやSWVPケーブル、局内ケーブルの色順です。芯線自体の色順は別々ですが、ペア線が同じ色で構成されていますので、若番老番(第1種線心と第2種線心)の見方は黒点と赤点で判断します。
ケーブルの芯数もだいたい6芯から数百芯まであり、多芯数になっていくとメーカーによって色の付け方の違いが出てきます。黒点赤点は1点から始まりますが、多芯数になっていくと6点以上あったり、点自体が長く書かれたりしますので臨機応変にいきましょう。どのメーカーも1点から5点は同じです。このケーブルはBIXや110、チャンプコネクターで使用するとこが多いです。
BIXに打ち込んだ状態ですので、黒点赤点は無視して下さい。このケーブルは2次側での使用も多く、機器の接続方法や交換機の使い方、伝送の仕方によって芯線を反転させることがあります。
ジャンパー線でも同じように2次側に打つ場合はケーブルそのものの順番ではなく、使用方法に合わせます。このケーブルの色順は2種類で構成されてます。また普通1ペアは2芯で撚ってますが、3芯で撚ってあるものもあります。
プリントケーブル/SWVPケーブルの色順
【青ピンミドオレ灰】になります。古き良き時代の言い方ですと青、桃、緑、鳶、鼠「あお、とう、りょく、とび、ねず」と呼ぶような呼ばなかったような。1ペア線の色順は2芯用で赤点、黒点の順になります。3芯用で赤点、黒点、濃い緑点になります。
2芯の場合
1.青 | 1.青赤1点 2.青黒1点 |
2.ピン | 3.ピン赤1点 4.ピン黒1点 |
3.ミド | 5.ミド赤1点 6.ミド黒1点 |
4.オレ | 7.オレ赤1点 8.オレ黒1点 |
5.灰 | 9.灰赤1点 10.灰黒1点 |
6.青 | 11.青赤2点 12.青黒2点 |
7.ピン | 13.ピン赤2点 14.ピン黒2点 |
8.ミド | 15.ミド赤2点 16.ミド黒2点 |
9.オレ | 17.オレ赤2点 18.オレ黒2点 |
10.灰 | 19.灰赤2点 20.灰黒2点 |
この後の黒点赤点は色順は変わらず3点、4点~となって行きます。
3芯の場合
1.青 | 1.青赤1点 2.青黒1点 3.濃い緑1点 |
2.ピン | 4.ピン赤1点 5.ピン黒1点 6.濃い緑1点 |
3.ミド | 7.ミド赤1点 8.ミド黒1点 9.濃い緑1点 |
4.オレ | 10.オレ赤1点 11.オレ黒1点 12.濃い緑1点 |
5.灰 | 13.灰赤1点 14.灰黒1点 15.濃い緑1点 |
この後の複数点は2芯の時のように増えていくだけです。
UTP25Pケーブルの色順/25Pの色順/一芯一芯色が違うケーブル
50P/100P/200Pケーブルの色順/色テープ(薄いビニール)/リボンテープの見分け方