AMPアンプのパンチダウン工具(インパクトツール)を使った打込み式のCat6ローゼット(1375055)の取付け方です。Cat5eも同じ取付け方です。このタイプのローゼットはパネル枠に付けてパッチパネルで使用することが多いです。
露出や埋め込みのローゼットは、少し形が違うだけで付け方は同じ方法です。AMPのローゼット(アンプレット)はどのタイプでも同じような感じで付け線します。アンプレット EH-1 1123866-1などAMPの型番は非常に分かりづらく、英語表記が多いため材料屋さんでも探しきれないこともあります。納期も多めに考えていきましょう。
数百とか数を多くつける時は、専用工具のユニバーサル工具Ⅱがあれば初心者でも楽に付けられます。ここでは通常行う、110で打ち込む方法をお伝えします。
透明な付属品は後から入れられませんので先に入れます。 |
|
皮をむく長さはやり易い長さで構いません。 |
|
皮をむくと十字介材が出てきます。 |
|
芯線を曲げて十字介材を切ります。 |
|
打ち込む時に表面が傷つかないようにゴム台があれば使用します。
|
|
ゴム台は打込みの力が弱くならないように固めのゴムになってます。 |
|
色順を確認すると上下の内側がBタイプで外側がAタイプとなります。 |
|
上側に青ミド、下側にオレ茶に芯線を分けますが、カテ6の打込みローゼットの場合はだいたい、そのまま素直に分かれてくれません。 | |
ケーブルはだいたい青オレミド茶の巻の順番で並んでますので、やりくりが必要になります。 | |
芯線は極力テンションが掛からないようにやりくりします。 | |
やりくりはカテ6A以上のローゼットではとくに重要な要素となってきますので、適当に付け線してはいけません。 |
|
今回はオレ茶をよじりましたが、ケーブル自体の逆側はまた違ったやりくりになってきます。 |
|
皮をむいた位置がこのぐらいの所で付け線していきます。 |
|
上下に分けた、青ミドかオレ茶のどちらかを先に付け線してしまいます。 | |
片方を付け線したら打ち込んでしまいましょう。 |
|
押し切る順番は好みです。 |
|
180度回転させて逆側を付け線します。 |
|
ケーブルによじれの力が掛かっていると先につけた青ミドが引っ張られて持ち上がってしまいます。 | |
上下別々に付け線しましたが、全て付け線して打ち込んでも構いません。 | |
慣れないうちで芯線が長くなってしまった時は、皮だけをローゼット側に伸ばす感じで押してもらっても大丈夫です。 |
|
色順が間違ってなかったらキャップをします。 |
|
横から見て皮をむいた位置がもっとキャップの中に入ってしまっていたら、ケーブル自体を多少ローゼット側に押し込んでもらっても大丈夫です。 |
|
完成です。 |
パナソニック電工 インパクトツール NR2470 110打ち込み工具 安いワンテンはバネがダメダメでズッコケが早いです。
日本製線 ケーブル皮むき器 クルリッパー(SM) 通称くるくる
日本製線 ケーブル皮むき器 クルリッパー(SL) 通称くるくる
2011年までのケーブル皮むき器(横小)と同じサイズはSLです。ケーブル適合サイズは5パイ~10パイです。SMは4.7パイ~9パイです。歯の調整ができるのでどちらでも大丈夫です。だいたいの太さの弱電ケーブルは使えます。多少細くても、太くても使えるようになります。