Cat6のRJ45にAタイプ専用のCat6LANケーブルを、Bタイプで取り付ける方法です。パンドのCat6RJ45や一部のアンプに限ります。Cat6の4Pツイストペアケーブルは、内部の構造で芯線を分けるために、十字介材を使って分けています。その十字介材がタイプの違う成端の時に非常に邪魔になってしまい、「付けれない」となる人も多いです。Cat5e以下のような十字介材がないケーブルは関係ありません。
LANケーブルでは成端タイプが、Aタイプ専用のケーブルがあります。UTP4Pケーブルの芯線の並び順は、青オレミド茶で並んでますがAタイプ専用だと、青ミドオレ茶の色順になってます。
そもそも、何故タイプを揃えるのか?ABタイプを揃えるのは企業の既存のLANに沿うためです。また施工会社で成端タイプが決まっている所もあります。(ちなみに「この木」はAですと言うようなこと)一般にBタイプでの成端が非常に多く感じます。ケーブルを頼む時も、普通はBタイプの色順に構成されたケーブルが主流なので、まさかAタイプなどとは考えずメーカー名だけで発注することがあります。
その為、材料が着いた時には分からず、実際に敷いて成端する時にビックリしてしまうパターンです。数が多ければ多いほど凹みます。線を敷設する人と成端をする人が、別々になることも多いのでこのようなことが起こります。パッチパネルではこの様な事はあまり起こりませんが、一部のCat6AやCat7のローゼットでも起こる場合があります。
ハッキリいて強引ですが、フルークでパスが出て数年たっても障害が起きてないので大丈夫です。(もちろん当時は分からなかったのでメーカーに直接、代理店に直接、聞きましたがどちらも悩んでしまい分からず、数時間後、結果的には三者で「付けれる」との判断に至りました。)
A専用ケーブルでBの色順にするには、オレの前に茶、ミドの前に青を持ってきます。その為に青と茶をねじり入れ替えないといけません。この時にケーブルの皮をむいた所より上でねじるのではなく、皮の中で入れ替えます。この入れ替えた所は非常に大事で、後で圧着される所なのでテンションが掛かります。
ねじった所が盛り上がらないように心掛けましょう。盛り上がっているとRJ自体にも入りませんし、強引に入れてしまうと芯線の被覆が剥がれます。しょうが無い部分はありますが、出来るだけで構わないのでならしましょう。
またやりづらいからと言って線のよりをほどいたりするのはダメです。青ペアと茶ペアはどっちが先に下か上とかは関係ないのでやりやすい方で構いません。親指と人差し指をコリコリ使えば上手くならせると思います。画像ぐらいには持って行きましょう。後のRJの取付は普通で構いません。パンドのカテ6RJ45の取付け方