一般家庭と企業で使う無線LAN、アクセスポイントの違い

一般家庭と企業で使う無線LAN、アクセスポイントの違い

一般家庭と企業で使う無線LAN、アクセスポイントの違い

企業と一般家庭で使う無線LANは何が違うのか?無線LANは、企業や学校で使う物と一般家庭(一般に市販されている商品)で使うものとでは少し違います。だいたい企業で使うものはアクセスポイントで、一般では無線LANルーター(スイッチにてアクセスポイントにするタイプ)が多いでしょう。情報漏洩が非常にうるさい時代ですので、企業のルーターは別途設けるのが一般的でしょう。

 

色々な設定が出来る

一番の違いは、セキュリティーが違います。内部、外部からの接続や規制、ネットワークの監視など企業で使うものは色々な設定が出来ます。一般に市販されているのは、細かく設定は出来ません。

 

価格の違い

一般で市販されているのは、数千円から高くても2万円位でしょう。企業で使うものは、細かく設定が出来るに従い値段も高くなり、数万円から20万円位です。

 

電源の違い

アクセスポイントの電源は100VとPoE(UTPケーブルに電圧を掛けるもの)があり、一般では100Vですが企業の場合はPoEで稼働させることも多いです。PoEの場合はPoEコンバータかPoE対応のHUBが必要となります。

 

無線LANに一番に求めるものが違い、企業側はセキュリティーやネットワークなどの細かな設定が出来るものを求め、一般家庭用は速度が早いものを求めるのが多いでしょう。それらの次に値段や電波の強さ、届く範囲だと思います。

 

思っているほど変わらないもの

電波の強さ、届く範囲

値段が高いものほど電波が強く、広範囲をカバー出来るように思います。半径50Mカバーとかありますが、あくまでも環境条件、設置条件に依存します。設置してみないと分かりません。

 

同時接続人数

速度と同じく理論上の数値は多いですが、実際は20~30人位が目安です。

 

速度、Mbps

価格が高いものほど早くなると思いますが、変わりません。無線LANは規格(IEEE 802.11)で成り立ってますので、メーカー独自で高速に出来るわけではありません。

 

外付けアンテナと内蔵型

共通する外観の違いで、アンテナがあります。今は見栄えを気にする方も多く、アンテナ内部型が多いです。外付けアンテナとの違いは、外付けの方が「電波が強い」とかではなく、送信、受信の感度が良くなる範囲が広がると思って下さい。電波が強くなり、通りやすいわけではなく、遮へい物があればもちろん通りません。

 

ニュアンス的に分かって頂ければ幸いです。詳しく知りたい方は、アンテナゲインや利得などで調べて下さい。前は外付けタイプがほとんどでしたが、今は内蔵型がかなり良くなってますので内蔵型を取り付けるのが多いです。

 

また、MU-MIMOを採用した規格ではアンテナの数が重要です。しかしこれは外見や漠然としたアンテナの数ではなく、アンテナと無線モジュールを含んだ送信受信機の数ですのでお間違えなく。

 

 

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