隣の部屋に無線LANルーターを設置しているのにWi-Fiが取れない時や、安定しないのはだいたい壁や床が邪魔しています。一般家庭用のメーカーは、離れた部屋や3階にWi-Fiが届くと宣伝していますが、これは木造などの建物環境が合致していないとまず無理です。床がコンクリート造だと違う階には安定して届きませんし、壁もコンクリートだと隣の部屋でさえ取れないこともあります。Wi-Fiで使う電波は全て規格で決まっているので、ハイパワーでもほとんど関係なく、ノーマルで届かない物はハイパワーでもほとんど届かないと思って下さい。違う階に届かせたい場合は、追加で親機子機で中継出来る物を選んでおいた方が無難です。
無線LANルーターを設置してみて、上手くWi-Fiが取れなかったら設定を間違えてないか確認した後、設置場所を変更してみましょう。端末を使う場所に近づけて設置したり、上下階で使うのなら一直線状の窓付近にしてみて下さい。届く、届かないとは、あくまでも無線のパワーではなく、使用環境だと言うことを念頭においておきましょう。
電波干渉やチャンネル干渉は後の話です。まず電波が届くか、届かないのかが問題。いくら干渉回避しても、5GHzにしても、建築構造的に届かないものは届きません。
一般に言われていることで、2.4GHzは、電波が届きやすい。レンジやブルートゥースなど多く使われているので電波干渉を起こす事がある。広くに普及されているので互換性に優れている。
5GHzは、あまり使われていないので安定してつながりやすい。障害物の透過性に弱く電波が届きにくい。物体による跳ね返りは強く、周波数を上げることによって、囲まれた空間での通りはよくなります。その為、条件があえば届かなかったとこにも届く場合があります。また、安定と届くは、別なのでお間違えなく。
外付けアンテナの方がWi-Fiが強い訳ではありません。外付けにすると、Wi-Fiが離れた部屋に届かなったものが届くようになる訳ではなく、安定、感度がよくなるのです。言い方を変えると途切れなくなるとも言えます。でも今は一般家庭でも企業用でも内蔵型が主流で人気です。
今までWi-Fiルーターを使って上手く通信出来たが、新しく端末を買い替えた時につながらなくなってしまう事があります。近くの場所で使う時は、もちろんつながりますが、特に上下階や離れた部屋でつながらなくなってしまうのです。これは端末側の無線機器部分の性能や誤差、相性がありますので、こうなってしまいます。事前に調べるのは非常に難しく、使ってみて初めて分かります。
このような場合、設定で変わらないようなら、Wi-Fiルーターか端末の設置場所を変えるか、子機で中継させるか、端末側に子機を接続するしかありません。続き→Wi-Fiが届きそうな部屋と安定しなさそうな場所
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