LANの水平配線システム規格に沿った構成で、パーマネントリンクとチャネル(チャネルリンク)を含む場合のパターンです。パーマネントリンクとはパッチパネルを19インチラックや盤の中にマウントして動かないようにしないといけません。接続点も3ヶ所以内に収めるようにして、ケーブル長は90M以内にします。
この場合にチャネルで100M以内にしないといけませんので、パーマネントリンクで90M使うと両端のパッチコード(ワークエリアコード)は合わせて10M以内で配線しないといけません。両端のコードが合わせて10M以上になる時は、パーマネントリンク内の長さも短くしないといけません。(例)19インチラック内のパッチコードが3M、パソコン側のパッチコードが15Mならパーマネントリンク内のケーブル長は82M以内になります。
またこういう事もあります。レイアウト変更や追加工事の時には、既存のパーマネントリンク内の配線をいじることは少なく、パソコン側のパッチコードを配線し直します。配線し直した所のテストはしますが、チャネル全体としてのテストをすることは少ないというか、ほとんどしません。
その場合、担当者が全体の構成まで知っており気付けばいいのですが、実際に使用する時に100M以上で使用してしまっている事があります。100M超えたからって全く使えない訳ではなく、ネットワーク自体はつながりますのでそのまま分からず使ってしまいます。
【パターン4】
小規模でも予算があってラック内を管理しやすいようにしたい時など採用されます。パッチパネルを使用する中規模以上の構成では、基本となるパターンです。
【パターン5】
基本のパターン4が前提にあり、ローゼットの先にまたローゼットを設置するパターンです。レイアウト変更が多い所や物理的に切り分けられたネットワークを多種多様に欲しい所などに採用されます。ローゼット(1)は6個口など複数口のローゼットを設置することが多く、柱や天井面などに固定されるなど、あまり動かさない所に設置されます。パーマネントリンク内での接続(ジョイント)ではこの3ヶ所までになります。次へ→その他の構成パターン
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