モジュラープラグの選び方。安いRJは性能と形状がイマイチな点です。安さのみで販売しているプラグは、性能や形状に問題があるものが見受けられます。コスタダウンを目的に作られていますのでしょうが無いのかもしれません。
例としては芯線を押す金具が取れてしまって、外に出てきてしまうのです。画像の形状の物だけが取れることではなく、他の形状の物もあり、このように取れてしまうと直すことは出来ませんので捨てることになります。
安いカシメの障害例もありますのでこちらで確認してみて下さい。また機器側から抜けないようにする為の爪がすぐに折れてしまいます。爪が折れてしまったらケーブルがおかしくなかったとしても、機器から抜けてしまうので交換しないといけません。
また寸法の大小があり多少メス口に入りづらいものもありますが、これはまだいい方で面倒臭いのが抜きづらくなるのがあります。かなりガッツリ食いつき中々取れません。このようになった場合は、ひたすら抜け止のピンを押しつつRJを上下左右に小刻みに震わせながら引き抜きます。無理に引くと確実に機器側のメス口が壊れますので気を付けましょう。
LANケーブルにはUTP(シールド無しツイストペア)ケーブルとSTP(シールド付きツイストペア)ケーブルがあります。シールドとは皮の内側にアルミ箔の様なホイルで芯線を巻いているもので、ケーブルによっては細い針金が別に入っている物もあります。
これに対しRJ45も別々にあり、UTPには普通のRJですが、STPは画像にも有るように外装に金属が使われている物を使います。見た目は普通のRJに薄い鉄板を貼り付けた感じです。
STPケーブルはシールド用のプラグを使いますが、アースを落とす必要ながない(シールドを使わない)時には普通のプラグで大丈夫です。あくまでもアースと落とす意味で使いますので、機器側にアースを落とす対策がなされてなければ落とさないほうがいいこともあります。圧着工具はUTPと同じものを使えます。続く→芯線のタイプとケーブル外径
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RJ45の圧着工具の選び方/プラグのカシメ/LANの専用工具
モジュラープラグの圧着工具の違い。パンドウイットとアンプの違い