モジュラープラグの選び方で圧着ヶ所の違いがあります。RJ45の見分ける点で、一番分かりやすいのがカシメる時に圧着する場所が2ヶ所なのか3ヶ所なのかです。2点留と3点留は圧着工具も別々になりますので、この違いが分かってないとカシメた時にRJ45が壊れます。
実際に圧着する場所は、2ヶ所留で先端の金属ピンの所と皮をむいた少し下の所です。3ヶ所留は、2ヶ所留の同じ所とその間の芯線の所で1ヶ所増えます。2ヶ所留、3ヶ所留の良い悪いはなく好みになります。ネットで買う時はこの違いも大きく表示していないので、自分で見つけないといけませんので注意して下さい。
これとは別にアンプ製でハイパフォーマンス用と言うのがあります。RJ本体にもう一つの芯線ガイドのような部品を中に入れてカシメます。これは圧着する奥行きが他のものより浅く圧着します。これによりハイパフォーマンス用のカシメも違いますので気を付けましょう。
最新のRJ45では、専用工具もいらないタイプがあります。とうとうここまで来たかと思わせるパナソニックぐっとすから出たCat6用のRJ45。成端方法は従来のぐっとすのローゼットと同じでニッパと皮むくさえあれば出来てしまうのです。RJでは考えられない専用工具がいらないとか、失敗してもやり直しが出来ると言う、パナソニックの思いつき発想の転換にビックリした商品です。
発売されてまもなく、まだまだ全然知られてない存在なので、メリット・デメリットがほとんどあがってきてませんが他国メーカーなら考えちゃいますがパナソニックの点で需要は今後それなりにあるのでしょう。
モジュラープラグを使っていて一番壊れる所は、抜け止の爪です。安いRJだとすぐに折れてしまいますが、アンプ製でも折れてしまいます。ブーツはこの爪を守るためにあるので(カッコつけもあるかもしれませんが)、取り付けてもいいのですが、1U48ポートのHUBでブーツのパッチコードを一杯打つと、隣同士の幅が非常にきつくなるので気を付けましょう。
たかがRJですがカシメを選ぶ際も、一概に値段の安さだけで選ぶと間違った方法でカシメてしまいます。間違った方法でカシメた事が分かればいいのですが、分からずそのまま機器側に接続して壊してしまう二次災害にならないよう、カシメとRJは極力メーカーを合わせたほうがいいでしょう。
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RJ45の圧着工具の選び方/プラグのカシメ/LANの専用工具
モジュラープラグの圧着工具の違い。パンドウイットとアンプの違い